大物を釣ろう!サビキで始める落とし込み釣りのステップバイステップガイド

落とし込みとはサビキ仕掛けを使用し、小魚の群れのなかにそれを落として釣り上げ、そのあと海底近くまでさらに仕掛けを落とし込むことで大型の魚を狙います。
この釣り方の特徴は、最初に釣る小魚が次に狙う大型魚の餌となることで、多種多様な大型魚を狙うのに効果的な方法になります。
また、多種多様な大型魚を釣ることができるので、初心者から上級者まで楽しむことができます。
落とし込みの基本:ベイトを釣る→大型魚の餌にする
落とし込みの流れは、サビキ仕掛けを使用することから始まります。この仕掛けは、主に小魚の群れに投げ入れられ、大型魚の餌となるベイトを釣り上げます。
なお、ベイト=小魚のことです。 ベイトフィッシュが短くなって、ベイトと呼ばれ、大型魚のエサとして認識されている小魚です。
ベイトが釣れると仕掛けをさらに海底近くまで落とし込みます。これにより、釣り上げたベイトを餌として使用し、大型の魚を狙うことができます。
この釣り方の魅力のひとつは、ベイトとターゲットとなる大型魚の両方を同じタックルで釣り上げることができるので、手間なく効率的な釣りが可能になります。
まずはベイトを釣ることが重要
落とし込みはイワシなどのベイトを最初に釣ることが非常に重要で、この釣り方の成功は、大型の魚の餌となる小魚を効率的に釣る能力に大きく依存しています。
ベイトを釣り上げることができれば、それらを餌として使用し、大型の魚を引き寄せることが可能になります。逆に、ベイトを釣り上げることができなければ、大型の魚を狙うことは難しくなります。
ベイトを釣るための効果的なサビキ仕掛けや餌の選択は、釣果を大きく左右します。サビキ仕掛けの選択においては、餌へのアピール力や針の掛かりやすさ、強度などを考慮することが重要で、小魚が好む種類の餌や仕掛けを選ぶことが効果的です。
ベイトの種類
落とし込み釣りで餌として使用する小魚の種類は、釣りを行う地域や狙う大型魚の種類によって異なりますが、以下は一般的に使用される小魚のいくつかの例です。
イワシ

水群を形成し、多くの海域で見られる一般的なベイトです。銀色の体が特徴で、多くの大型魚にとって魅力的な餌になります。
アジ

海岸近くでよく見られ、餌魚として非常に人気があります。活発な泳ぎ方で大型魚の注目を引きやすいのが特徴です。
サバ

イワシよりやや大きいサイズで、強い引きを持つ魚種です。大きな魚を対象とする場合によく使われます。
これらの小魚は、サビキ仕掛けを使用して比較的容易に釣り上げることができ、釣り上げた小魚を生きたまま餌として使用することで、大型の獲物を引き付けることが可能になります。
大型魚を狙う際には、これらの餌魚が自然な動きを見せるようにすることが重要です。餌魚の種類やその日の釣り条件に合わせて最適な餌魚を選択し、効果的な釣りを心がけましょう。
落とし込みで狙える本命の魚
落とし込み釣りでは青物や根魚を中心にマダイなども釣れますが、ぶっちゃけベイトを捕食する魚ならどんな魚でも狙うことができ、何が釣れたのか分からないのをワクワクしながら巻き上げるのが楽しみのひとつです。
落とし込みで人気なのは青物

魚の青物とは、青みがかった鮮やかな色をした海水魚で、落とし込みで代表的なもの「ブリ・カンパチ・サワラ」などが挙げられます。
落とし込みではこれらの魚を狙うのが人気で、初心者だとビックリするぐらい強烈に引っ張られます。
なお、青物についてはこちら»魚の青物とは?美味しく食べる方法や栄養素について解説をチェックしてください。
根魚やマダイも狙いましょう

根魚(ねざかな)とはロックフィッシュとも呼ばれ、海中の障害物のキワに生息している魚のことで、「カサゴ・メバル・アイナメ・キジハタ」などになります。
落とし込みではこれらの魚を釣ることも可能ですし、マダイが釣れることもあり、他にも「ヒラメ・スズキ」など、ベイトを捕食する魚なら何でも狙えます。
サビキ仕掛けの概要

「サビキ仕掛け」とは、主に小魚を釣るために用いられる特殊な釣り仕掛けの一種です。
この仕掛けの特徴は、複数の小さな針がひとつのラインに連なっていることで、これにより一度に複数の魚を釣ることが可能になります。
サビキ仕掛けは、主にアジ、イワシ、サバなどの小型の群れを形成する魚種を狙うのに適しています。
サビキ仕掛けの構成
サビキ仕掛けには通常5〜10個の小さな針が付いており、光る素材や羽根、小さなプラスチックの魚などで飾られています。
ラインはメインラインから枝ラインが分岐し、それぞれの枝ラインの先に針が付いています。これによりひとつの投げ込みで複数の魚を同時に釣り上げることが可能になります。
サビキ仕掛けの下部にはオモリが取り付けられており、これによって仕掛けを水中で適切な深さに沈めることができます。オモリの重さは釣りを行う水域の深さや流れに応じて調整されます。
サビキ仕掛けの使用方法
仕掛けは投げ込んだあとゆっくりと巻き上げることでラインが揺れ、針に付いた飾りが動き、自然な小魚の動きを模倣することでベイトが針にかかります。
サビキ仕掛けはその簡便性と高い釣果のため、初心者から上級者まで幅広く利用されており、特に小魚を効率的に大量に釣り上げる際に重宝されます。
ベイトが釣れたらいよいよ本番
サビキ仕掛けでベイトが釣れたあとに大型の魚を狙うプロセスは落とし込みの核となる部分です。この段階では、釣り上げた小魚を餌として利用し、より大きな獲物を引き寄せることを目指します。
大型魚を狙うプロセスのステップ

サビキ仕掛けを使用してイワシやアジなどの小魚を釣ります。これらの小魚は、大型魚を引き寄せるための生き餌として使用されます。
ベイトを釣り上げたあとは仕掛けを海底近くまで落とし込みます。このとき、釣れた小魚はそのまま針に残しておき、生き餌として機能させます。
釣り上げた小魚が動くことで、自然な餌の動きを模倣し、これが大型魚の注意を引きます。大型魚は、これらの動く小魚を自然な獲物と認識し、食いつく可能性が高まります。
仕掛けを落とし込んだあとは、大型魚が餌に食いつくのを待ちます。この際、ラインを少し揺らして餌魚を動かすと、より自然な餌の動きを演出でき、大型魚を誘う効果が高まります。

大型魚が食いついた際のアタリは通常、小魚を釣る際のそれとは異なり、より強い引きが感じられます。この時、迅速かつ慎重にリールを巻き、大型魚を確実に釣り上げる必要があります。
サビキ落とし込み釣りは、小魚と大型魚の両方を効率的に釣り上げることができる魅力的な釣り方です。
小魚を上手く利用して大物を獲得するこの方法は、釣りのスキルと知識を試す絶好の機会を提供します。
なお、大物がかかったときの迫力は以下をチェックしてみてください。
タックルは両方のバランスを取ることが重要
落とし込みは小魚と大型魚を同じ道具で釣り上げるため、ベイトの掛かりやすさと、大型魚に耐えれるために、強度のバランスが取れたタックルを使用する必要があります。
タックルの選択においては、対象とする魚種や釣りの条件に応じて、適切な強度とサイズのハリスや鈎を選ぶことが重要で、使用するサビキ仕掛けによっても釣果に大きな差が出るため、状況やターゲットに応じて最適な仕掛けを選ぶことが推奨されます。
効果的な釣りをするためには、これらの装備の選択と使い方を理解し、適切に活用することが鍵となります。
補足ですが、初心者の人がタックルを購入するときは釣具店に行きましょう。釣具は千差万別なので自分に合った物を見つけるためにも、プロに相談しつつ検討してください。
初心者向けのアドバイス:遊漁船の利用がベター
落とし込みに興味がある釣り初心者の人は遊漁船の利用をおすすめします。
というのも、落とし込みに限らずですが、釣りは初心者だけで始めてしまうと「道具を買い揃えたのに釣れない→もう行かない」となるパターンが非常に多いです。
これでは釣りの醍醐味を知ることができず、道具を買い揃えた費用も無駄になってしまうので、まずは「落とし込みで大物を釣る」という体験をし、そのあと道具をどうするか考えるほうが効果的です。
遊漁船のメリット
遊漁船を利用するメリットを下記にまとめました。
- 最適なポイントへ直接連れて行ってくれる
- 道具はレンタルしてくれる
- 釣り方のアドバイを受けれる
- 最適な釣具のアドバイも受けれる
あとはシンプルですが、高確率で釣れます。
遊漁船は初心者にとって安全かつ効果的な環境を提供し、釣りの楽しみを最大限に引き出すための最良の選択肢になりますので、検討してみてください。
なお、当船でも落とし込みは頻繁に行っており、初心者の方もたくさん乗船していますので、広島で落とし込みを楽しみたい方はご連絡ください。「初心者だから不安がある」「釣行は決まってないけど質問したいことがある」など、どんな内容でもお問い合わせOKです。
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