釣り船初心者の完全ガイド!利用方法から注意点を詳しく解説

釣りは自然のなかで静かな時間を楽しめる贅沢な趣味で、自然とのふれあいや、ストレス解消などのメリットがありますが、船での釣りは初心者にはハードルが高く「利用してみたいけど踏み込めない」と思う人も多いはずです。
そこで、本記事では初心者の方が安心して挑戦できるよう、釣り船の基本的な知識から、初心者でも押さえておきたポイントなどを分かりやすく紹介していきますので、船での釣りに挑戦してみてください。
釣り船とは?釣りを目的として設計された船のこと

釣り船は、釣りを目的として設計された船のことです。釣り船は、海や湖、川などの水域で釣りを楽しむために使用されます。
一般的には、釣りポイントに移動するために航行することができるようになっています。
釣り船の種類はさまざま
釣り船にはさまざまな種類があります。小型の船やボートから始まり、大型の釣りチャーターボートまでさまざまなサイズや形状があります。
小型の釣り船は、湖や河川での釣りに適しており、1〜2人の釣り人が乗船できます。一方、釣りチャーターボートは、大海原での釣りや深海釣りなどの釣りに使用され、複数の釣り人やクルーを乗せることができます。
釣りに必要な物が全て揃っている
釣り船には、釣り具や魚を保管するための収納スペース、釣り竿をセットするためのロッドホルダー、釣果を測定するための計量スケールなど、釣りに便利な設備が備わっていることが一般的です。
また、快適性を向上させるために、船内にはシートやテーブル、トイレなどの設備も備えられていることがあります。
船で釣りをするなら遊漁船の利用が一般的

遊漁船とは、船上から釣りを行うために特化した船のことで、各種釣り道具を収納できる収納スペースや、釣り竿を立てるためのロッドホルダー、釣り座と呼ばれる釣り人が座るためのスペースが設置されています。
釣り方のアドバイスや案内はもちろんですが、道具をレンタルしている遊漁船も多いので、釣り道具を持っていない人でも手軽に船での釣りが可能になっており、船で釣りをするなら遊漁船の利用が一般的です。
遊漁船の利用料金
遊漁船の料金は、一般的に船の種類や運航時間、釣り具の貸し出しにかかる費用などによって異なります。また、地域や時期によっても料金が変動する場合があります。
船舶代と燃料代は、基本的には釣り船会社が負担します。しかし、一部の釣り船では船舶代が含まれていない場合がありますので、事前に確認が必要です。
釣り具の貸し出しにかかるレンタル代は、釣り船によって異なります。一部の釣り船では、釣り竿や仕掛けのレンタルが無料で提供されている場合もありますが、多くの遊漁船では有料になっています。
当船の利用料金
乗り合い | 1名/11,000円(9名まで乗船可) |
チャーター便 | 平日66,000〜土日祝88,000〜(9名まで乗船可) |
レンタルタックル | 1セット/2,000円 |
遠征海域 | 1名/1,100円〜2,200円 |
ライフジャケット | 無料 |
氷 | 無料 |
上記が広島で運営している当船の利用料金です。相場になるよう調整していますので、わりと利用しやすい金額かと思われます。
遊漁船を利用するメリット

遊漁船を利用したことがない人に向けてメリットを紹介します。釣り以外にもメリットがありますのでチェックしてみましょう。
釣りのプロフェッショナルがサポートしてくれる
何と言っても最大のメリットはプロによるサポートになります。
遊漁船は、専門のスタッフが船長や船員として乗り組んでいることが多いため、釣りに関する知識や技術に熟練したプロフェッショナルがサポートしてくれます。
これにより、釣りをまったくしたことがない人や、船に乗ったことがない初心者でも、安心して釣りを楽しむことができますし、上級者でも新しい釣り方を学べたり、自己の技量を向上させることができます。
快適な釣り環境が整備されている
遊漁船には、快適な釣り環境が整備されていることが多く、トイレやシャワー、休憩室なども完備されており、釣り竿やエサなどの釣り具もレンタルしている場合がありますので、手ぶらで釣りに行くことができます。
さらに、遊漁船は船内にテーブルや椅子がある場合があり、釣り竿を持ったままでも快適に座って釣りを楽しめますし、エアコンや暖房設備が備わっていることがあり、季節や天候に関係なく快適な釣りを楽しむことができます。
また、遊漁船では釣りを楽しむだけでなく、食事や飲み物のサービスも提供される場合があり、釣った魚をその場で調理して食べることもできますし、お酒や軽食なども楽しめます。
安全管理が徹底されている
遊漁船は海上での事故やトラブルを防ぐために、安全管理が徹底されています。船舶検査を受けた船を使用するため、海洋事故の発生率も低く、安心して釣りを楽しむことができます。
また、乗員には適切な訓練を受けた船長や船員がいる場合が多く、遭難や船の故障などのトラブルにも迅速かつ適切に対応することができます。
さらに、天候や海況などの情報にも詳しく、適切な対応を行ってくれるため、釣り初心者でも安心して利用することができます。
船上で新しい人との出会いがある

遊漁船には他の釣り愛好家と一緒に楽しむことができるため、新しい人との出会いもありますし、趣味が合う人と知り合えたりするので、釣りの楽しさだけでなく、楽しい時間を共有できるのは遊漁船ならではの魅力です。
また、釣りが苦手な友人や家族と一緒に遊漁船に乗れば、船上での過ごし方も楽しめ、美しい景色や海の風景を眺めながらのんびりすることもできますし、釣り以外の海の楽しみ方を見つけることもできます。
遊漁船にはさまざまな人との交流が期待できるため、釣り以外の楽しみも見つかるかもしれません。
特に小学生ぐらいのお子さんがいる人は、一度でもいいので体験させてあげることをおすすめします。学校以外の人と接することはもちろんですが、「自然に触れ合うこと」「生き物を釣って食べる過程を自分の目で見つつ実体験する」というのは、子供の感性を養うのにいい機会と考えています。
遊漁船を利用するデメリット

いい側面ばかりに目を向けるのはよくないので、遊漁船を利用する際のデメリットもしっかり伝えていきます。
レジャーとしては高めの費用
遊漁船に乗る場合、費用が高額になることがあります。
特に、高級な設備やサービスを提供している船や、人気の釣り場にアクセスできる船は、高額な料金が設定されることがあります。
また、船によっては、レンタルする釣り具やエサの種類や料金が異なることもありますので、予算を考慮し利用する遊漁船を選ぶことが大切です。
他の人と一緒に釣りをすることになるためプライバシーが少ない
遊漁船は複数の人が同じ船に乗り、同じ釣りスペースを共有するため、他の人の存在が気になることがあります。また、他の人と競合することになる場合もあり、ストレスを感じることがあるかもしれません。
しかし、コミュニケーションを取りながら釣りを楽しむことができるため、新しい友達を作ることもできます。
なお、割高にはなりますがチャーター便などを利用すれば貸し切りにできます。
船の揺れや酔いに悩まされることがある
遊漁船に乗る場合、海上で船が揺れたり、船酔いに悩まされることがあるため、気をつける必要があります。
船は水上を移動するため、天候や海の状況によっては、揺れが大きくなることがあり、船酔いは体の平衡感覚が乱れることで引き起こされる症状で、乗船者の中には酔いやすい人もいます。
そういった場合には、事前に医師の指示を仰ぐなどして、対策をしておくことが大切です。また、船酔いを防ぐためには、十分な睡眠や食事、水分補給をすることも重要です。
遊漁船を選ぶときのポイント

遊漁船をはじめて利用する人に向けて、ここでは初心者向けに遊漁船の選び方を紹介していきます。
遊漁船の利用は決して安い金額ではないので、失敗しないためにもチェックしておきましょう。
自分のニーズから船を選ぶ
まずは、自分がどのような釣りをするのかによって、適した釣り船を選ぶことが重要です。
釣り船には各種の設備やサービスが備わっている場合がありますので、自分が求める釣り環境や快適性に合わせて選んでください。
トイレやシャワー、冷蔵庫、エアコンなどの設備が備わっている船や、フルオプションで食事や飲み物を提供してくれる船などもありますので、自分のニーズに合わせて適した船を選びましょう。
なお、「とりあえず船で魚釣りを経験してみたい」という人は、各遊漁船のホームページを確認し「初心者歓迎」と記載されてる遊漁船をピックアップしてみましょう。
料金を比較する
釣り船を選ぶ上で、料金を比較することはとても重要です。まずは、どのような料金がかかるかを確認しましょう。基本的には、以下のような項目が含まれます。
- 船賃:船に乗るための基本料金
- 釣り具レンタル料金:釣り竿やリール、エサなどのレンタル料金
- エサ代:釣りの際に使用するエサの代金
- 追加料金:時間延長や追加サービスを利用する場合にかかる追加料金
これらの料金を比較する際には、まずは各釣り船の料金表を確認し、その中から希望するプランを選びます。プランによって、釣り竿やエサがセットになっている場合もあるため、そういった点も確認しましょう。
また、料金に含まれていない項目についても確認しておくことが大切です。たとえば、駐車場代や送迎サービスの利用料金などは、別途かかる場合がありますので、トータルコストを把握するためにも、これらの項目も含めて比較することが重要です。
釣り船での過ごし方

釣り船での過ごし方は、釣りを楽しむだけでなく、海の風景や釣り場周辺の自然を楽しむことができます。以下に、釣り船で過ごす際に考慮すべきポイントや持ち物、食べ物の持ち込みについて紹介します。
船上でのマナー
釣り船には他の釣り客が乗船するため、以下のようなマナーに気をつける必要があります。
- 他の人の釣り竿と絡まないように釣り場所を選ぶとともに、十分なスペースを確保すること
- 他の人の釣りを邪魔しないように、移動や立ち位置を選ぶ
- 狭い空間で行われることが多いため、釣り竿を振り回すことは避ける
- 船酔いしやすい人は、事前に薬を飲んでおくなどの対策をする
- 釣り船では、周囲の人への配慮が必要で、ゴミを船内に捨てたり、大きな音を立てたりするのを避ける
以上のように、釣り船でのマナーには注意が必要です。他の釣り客や船員と楽しく過ごすために、遵守すしてください。
これらの項目を守りさえすれば、釣り初心者で船に乗ったことがない人でも歓迎してくれます。
持参する物を把握しておく
遊漁船を利用する人は以下の物を持参することがあります。
- 日よけの帽子や日焼け止め
- タオルや着替え、雨具などの予備の衣類
- 手袋やマスクなどの寒さ対策用品
- 船上での飲食用の水やお茶
- 船酔い対策の薬
- バッグやクーラーボックス(釣果を入れるため)
- フィッシンググローブやハサミ、タオルなど
また、釣り船では基本的に釣り竿やリール、エサなどの釣り具がレンタル可能な場合がありますが、自分のものを持っていくこともできます。
釣り船によっては、レンタル料が高い場合もあるため予め確認しておきましょう。
食べ物の持ち込みについて
遊漁船だと、食事を提供する場合もありますが、基本的に食べ物は持ち込みになります。
また、飲み物や軽食程度のものであれば、船で飲食することができますが、重い荷物は避けるようにし、ゴミは必ず持ち帰り船内や海には捨てないでください。
釣り船は自然環境を楽しむための場所であり、自然を大切にするためにもマナーを守ることが大切です。
なお、当船のように「電子レンジ・電子ポット」などを設置している遊漁船は多く、無料利用できますので、飲食物はそこまで気にして選ぶ必要はありません。
釣り船を利用する際の注意点

最後に、釣り船を利用する際の注意点をご紹介します。
必ず釣れるとは限らない
釣り船に乗っているからといって、必ずしも魚が釣れるわけではありません。
魚の活性や移動パターン、天候条件など、様々な要素が釣果に影響を与えます。時には魚が活発になり、釣果がいい日もありますが、逆に魚が警戒心を強めて釣りにくい日もあります。
釣りは自然の要素や魚の行動に左右されるため、釣果が保証されるものではありまえん。
もちろん、釣果は船長の腕にもよりますが、プロでも釣れない日は普通にあります。魚が釣れなかったとしても、自然のなかでリラックスした時間を過ごし、釣りのテクニックや経験を積んで次に活かしましょう。
早めに切り上げることもある
釣りの結果や状況によっては、早めに釣りを切り上げることもあります。以下に、早めに切り上げる理由となる状況をいくつか挙げます。
- 天候や海況が急変し、安全が懸念される
- 釣果が思ったように伸びず、魚の活性が低い
- 釣り場の状況が変化し、釣果が期待できないと判断される
- 釣りの時間が制限されている場合
釣りを楽しむうえで、目的や状況に応じて適切な判断をすることが重要です。
船長の指示やアドバイスに従い、安全性や楽しさを最優先に考えるようにしましょう。
天候次第で急遽キャンセルもある
天候は釣り計画に大きな影響を与える要素ですので、釣り自体がキャンセルになる場合もあります。
天候の変化は予測困難な場合がありますので、釣りを計画する際には天候予報をチェックし、急なキャンセルに備えることも大切です。
安全性を最優先に考え、チャーター会社の指示に従いましょう。
なお、天候などの理由で当日キャンセルになる場合は、全額返金されることがありますので、予約時にチェックしておきましょう。
まとめ

遊漁船での釣りは初心者でも手軽に楽しむことができますが、釣り船を選ぶ際は自分がどのような釣りをするのか、利用料金、船上でのマナーなどを考慮する必要があります。
また、釣り船に必要な持ち物や食べ物の持ち込みについても、事前に確認しておくといいでしょう。船上でのマナーについても、他の釣り客との共存が必要であることを念頭に置き、相手に迷惑をかけないように心がけてください。
そして、遊漁船で過ごす時間は釣りだけでなく、自然や風景、その時の出来事も楽しめるので、「釣りを楽しむ」というよりも、全ての出来事を楽しむ気持ちが最高の思い出を作るコツでもあります。